2742.今日の植物(2225):ステレコカルプス
今日の植物は、ステレコカルプスといいます。
ステレコカルプスは、バンレイシ科 Stelechocarpus burahol属(ステレコカルプス属)の植物で、The Plant Listでは2つの種が挙げてあるだけという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はインドシナからマレーシアの西部から中部に自生する植物だとされています。
切手に描かれているStelechocarpus burahol種について情報がありました。
それによりますと、この種は、若葉が緑になるまでに薄いピンクから赤色に変わり、街路樹として使われているということです。また、ジャワでは栽培されて果実が食用にされています。果実は、ココナッツやパパイヤに似た香りがして、この果実を食べると全身がバラやスミレの香りがするのだそうです。なんとも魅力的な植物のようです。そのようなところから、口臭防止にも使われるといった情報もありました。
また、材は耐久性があり建築用にも使われるようです。
写真です。これもネットから借用しております。
ステレコカルプス・ブラホル Stelechocarpus burahol
切手です。
ステレコカルプス・ブラホル Stelechocarpus burahol
2010年 インドネシア発行(地域の動植物)
●この切手は次のセットで発行されています。⇒切手植物図鑑
同じ趣旨のセットは2008、2009年にも発行されています。あまり馴染みのない植物も見ることができるセットになっています。
ステレコカルプスは、バンレイシ科 Stelechocarpus burahol属(ステレコカルプス属)の植物で、The Plant Listでは2つの種が挙げてあるだけという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物はインドシナからマレーシアの西部から中部に自生する植物だとされています。
切手に描かれているStelechocarpus burahol種について情報がありました。
それによりますと、この種は、若葉が緑になるまでに薄いピンクから赤色に変わり、街路樹として使われているということです。また、ジャワでは栽培されて果実が食用にされています。果実は、ココナッツやパパイヤに似た香りがして、この果実を食べると全身がバラやスミレの香りがするのだそうです。なんとも魅力的な植物のようです。そのようなところから、口臭防止にも使われるといった情報もありました。
また、材は耐久性があり建築用にも使われるようです。
写真です。これもネットから借用しております。
ステレコカルプス・ブラホル Stelechocarpus burahol
切手です。
ステレコカルプス・ブラホル Stelechocarpus burahol
2010年 インドネシア発行(地域の動植物)
●この切手は次のセットで発行されています。⇒切手植物図鑑
同じ趣旨のセットは2008、2009年にも発行されています。あまり馴染みのない植物も見ることができるセットになっています。
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2741.今日の植物(2224):オコウバカ
今日の植物は、オコウバカといいます。前回のコートジボワールから発行されたセットに含まれていた植物です。
オコウバカは、ビャクダン科 Okoubaka 属(オコウバカ属)の植物で、The Plant Listには2つの種が挙げてあるだけという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Okoubaka 属の植物は熱帯アフリカの西部および中部に自生する高木だということです。
この植物について最初に気になることはその属名オコウバカです。ウイキペディアにはその解説もありました。それによりますと、この属名はAnyin language(アニ語:コートジボワールを中心にガーナなどで使われている言語だそうです)で、「他の植物に悪影響を与える木」あるいは「死の木」というような意味合いを持った言葉から来ているのだそうです。
ウイキペディアには切手に描かれているOkoubaka aubrevillei種についも情報がありました。
それによりますと、この種はアフリカの西部および中央部の熱帯雨林に分布しており、知られているものでは最大の寄生樹木なのだそうです。
その寄生は半寄生と呼ばれるもので、他の樹木に寄生しながら自分でも光合成をするという特徴を持っています。寄生する相手の樹木として、Entandrophragma angolense(センダン科の植物でこの属は本ブログにも登場しています)やPericopsis elata(マメ科)、Pterygota macrocarpa(アオイ科)、Tieghemella heckelii(アカテツ科)(この3つの種はブログにも未登場です)など広く寄生しているようです。
この植物はマラリアなどの疾病に有効だとして民間では薬用に使われることもあるようですが、その効用については証明されてはいないとか。
写真です。ネットから借用しております。
オコウバカ・アウブレビレイ Okoubaka aubrevillei
切手です。
オコウバカ・アウブレビレイ Okoubaka aubrevillei
2005年 コートジボワール発行(絶滅危惧植物)
オコウバカは、ビャクダン科 Okoubaka 属(オコウバカ属)の植物で、The Plant Listには2つの種が挙げてあるだけという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Okoubaka 属の植物は熱帯アフリカの西部および中部に自生する高木だということです。
この植物について最初に気になることはその属名オコウバカです。ウイキペディアにはその解説もありました。それによりますと、この属名はAnyin language(アニ語:コートジボワールを中心にガーナなどで使われている言語だそうです)で、「他の植物に悪影響を与える木」あるいは「死の木」というような意味合いを持った言葉から来ているのだそうです。
ウイキペディアには切手に描かれているOkoubaka aubrevillei種についも情報がありました。
それによりますと、この種はアフリカの西部および中央部の熱帯雨林に分布しており、知られているものでは最大の寄生樹木なのだそうです。
その寄生は半寄生と呼ばれるもので、他の樹木に寄生しながら自分でも光合成をするという特徴を持っています。寄生する相手の樹木として、Entandrophragma angolense(センダン科の植物でこの属は本ブログにも登場しています)やPericopsis elata(マメ科)、Pterygota macrocarpa(アオイ科)、Tieghemella heckelii(アカテツ科)(この3つの種はブログにも未登場です)など広く寄生しているようです。
この植物はマラリアなどの疾病に有効だとして民間では薬用に使われることもあるようですが、その効用については証明されてはいないとか。
写真です。ネットから借用しております。
オコウバカ・アウブレビレイ Okoubaka aubrevillei
切手です。
オコウバカ・アウブレビレイ Okoubaka aubrevillei
2005年 コートジボワール発行(絶滅危惧植物)
2740.今日の植物(2223):モナントタクシス
今日の植物は、モナントタクシスといいます。未登場の属はバラ科からバンレイシ科に移ってきました。
モナントタクシスは、バンレイシ科 Monanthotaxis属(モナントタクシス属)の植物で、The Plant Listでは変種も含めて63の種があげてありました。
ウイキペディアには短い情報しかありませんでしがた、それによりますと、Monanthotaxis属の植物は、アフリカ南東部およびマダガスカルの熱帯、亜熱帯地域に自生しているということです。
ネットで情報を探したのですが、切手に描かれているMonanthotaxis capea種についての短い情報を見つけましたので、ご紹介します。
その情報によりますと、アフリカの赤道周辺の多くの植物が絶滅したり、あるいは絶滅の危機に瀕したりしているのだそうで、このMonanthotaxis capea種もその典型的な例で、切手の発行国のアイボリーコーストの一か所だけで残っているという状態なのだそうです。この種が生きていた雨林地帯がなくなっていることが原因だとされています。
写真です。ネットから借用しております。切手に描かれているMonanthotaxis capea種のものがなく、他の種の写真です。
(左)モナントタクシス・カフラ Monanthotaxis caffra
(右)モナントタクシス・ピロサ Monanthotaxis pilosa
切手です。
モナントタクシス・カペア Monanthotaxis capea
2005年 コートジボワール発行(絶滅危惧植物)
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
いずれもあまり馴染みのない植物が描かれています。切手に絶滅が危惧されている植物を取り上げるというのは良い試みだと思います。植物切手大国の日本ですから、同じような植物ばかり取り上げないで、そのような取り組みがなされるといいのですが・・・ぶつぶつ・・
モナントタクシスは、バンレイシ科 Monanthotaxis属(モナントタクシス属)の植物で、The Plant Listでは変種も含めて63の種があげてありました。
ウイキペディアには短い情報しかありませんでしがた、それによりますと、Monanthotaxis属の植物は、アフリカ南東部およびマダガスカルの熱帯、亜熱帯地域に自生しているということです。
ネットで情報を探したのですが、切手に描かれているMonanthotaxis capea種についての短い情報を見つけましたので、ご紹介します。
その情報によりますと、アフリカの赤道周辺の多くの植物が絶滅したり、あるいは絶滅の危機に瀕したりしているのだそうで、このMonanthotaxis capea種もその典型的な例で、切手の発行国のアイボリーコーストの一か所だけで残っているという状態なのだそうです。この種が生きていた雨林地帯がなくなっていることが原因だとされています。
写真です。ネットから借用しております。切手に描かれているMonanthotaxis capea種のものがなく、他の種の写真です。
(左)モナントタクシス・カフラ Monanthotaxis caffra
(右)モナントタクシス・ピロサ Monanthotaxis pilosa
切手です。
モナントタクシス・カペア Monanthotaxis capea
2005年 コートジボワール発行(絶滅危惧植物)
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
いずれもあまり馴染みのない植物が描かれています。切手に絶滅が危惧されている植物を取り上げるというのは良い試みだと思います。植物切手大国の日本ですから、同じような植物ばかり取り上げないで、そのような取り組みがなされるといいのですが・・・ぶつぶつ・・
2739.今日の植物(2222):シビラエア
今日の植物は、シビラエアと言います。未登場の植物は、バラ科に移りました。
シビラエアは、バラ科 Sibiraea 属(シビラエア属)の植物で、The Plant Listでは4種があげてありましたので、小さな植物群のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Sibiraea 属の植物は、バルカン半島、中央アジア、中国と離れた地域に分布しているということです。
この属を代表する種であるSibiraea laevigataはシベリア原産の種でカザフスタン、シベリア、ボスニア、クロアチアといった互いに離れた地域に分布するという特徴があるということです。耐寒性と耐乾性があり、花を咲かせる樹木が少ない寒冷地では白い花を咲かせるこの種は貴重な植物とされているようです。
写真です。手元にありませんでしたので、ネットから借用しております。
シビラエア・ラエビガタ Sibiraea laevigata
アンダーアーマー ウインドブレーカー ジュニア UA UA トリコット ラインド パンツ TRICOT LINED PANTS 1368590-001 UNDER ARMOUR
切手です。
シビラエア・ラエビガタ Sibiraea croaticaSibir (=S. laevigata)
1998年 ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦(クロアチア)発行
シビラエアは、バラ科 Sibiraea 属(シビラエア属)の植物で、The Plant Listでは4種があげてありましたので、小さな植物群のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Sibiraea 属の植物は、バルカン半島、中央アジア、中国と離れた地域に分布しているということです。
この属を代表する種であるSibiraea laevigataはシベリア原産の種でカザフスタン、シベリア、ボスニア、クロアチアといった互いに離れた地域に分布するという特徴があるということです。耐寒性と耐乾性があり、花を咲かせる樹木が少ない寒冷地では白い花を咲かせるこの種は貴重な植物とされているようです。
写真です。手元にありませんでしたので、ネットから借用しております。
シビラエア・ラエビガタ Sibiraea laevigata
アンダーアーマー ウインドブレーカー ジュニア UA UA トリコット ラインド パンツ TRICOT LINED PANTS 1368590-001 UNDER ARMOUR
切手です。
シビラエア・ラエビガタ Sibiraea croaticaSibir (=S. laevigata)
1998年 ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦(クロアチア)発行
2738.今日の植物(2221):バラニテス
今日の植物は、バラニテスといいます。未登場の属はハマビシ科に移りました。
バラニテスは、ハマビシ科 Balanites 属(バラニテス属)の植物で、The Plant Listでは19の種名が挙げてありましたので、小さな植物群ということになりそうです。
ウイキペディアの情報によりますと、Balanites 属の植物は、熱帯アフリカ、ヨーロッパ、アジア北部原産の植物だということです。属名のBalanites はギリシャ語由来でドングリから来ているのだそうです。果実の形を見たのでしょうか。
切手に描かれているBalanites aegyptiaca種についてウイキペディアに情報がありました。それによりますと、この種は、アフリカ北東部、エジプト、アラビア半島に分布している樹木で、様々な環境、乾燥地、砂地、粘土地、に耐える性質があるのだそうです。
黄色い実をつけ、英語ではdesert date(砂漠のナツメヤシ)と呼ばれ、食用になり、エジプトでは4000年前から栽培されていたのだそうです。
また果実は栄養を含み、授乳中の母親の食料とされ、油脂は頭痛薬や授乳期の母乳を増やす薬効があるとされています。また、樹皮からは寄生虫駆除効果のある物質が採取されるなど、有用な植物のようです。
写真に、棘が写っていますが、この棘を使って刺青をするというような用途もあるのだそうです。
写真です。これも手元にありませんでしたので、ネットから借用しております。
バラニテス・エジプティアカ Balanites aegyptiaca
●そういえば、種小名のaegyptiacaは「エジプトの」という意味でした。
切手です。
バラニテス・エジプティアカ Balanites aegyptiaca
1994年 ソマリア発行
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
植物と動物が一緒に描かれていて楽しい切手です。この切手には鷹と一緒に描かれています。名前としてAduaと記されていますが、この種の現地の呼び名のようです。
バラニテスは、ハマビシ科 Balanites 属(バラニテス属)の植物で、The Plant Listでは19の種名が挙げてありましたので、小さな植物群ということになりそうです。
ウイキペディアの情報によりますと、Balanites 属の植物は、熱帯アフリカ、ヨーロッパ、アジア北部原産の植物だということです。属名のBalanites はギリシャ語由来でドングリから来ているのだそうです。果実の形を見たのでしょうか。
切手に描かれているBalanites aegyptiaca種についてウイキペディアに情報がありました。それによりますと、この種は、アフリカ北東部、エジプト、アラビア半島に分布している樹木で、様々な環境、乾燥地、砂地、粘土地、に耐える性質があるのだそうです。
黄色い実をつけ、英語ではdesert date(砂漠のナツメヤシ)と呼ばれ、食用になり、エジプトでは4000年前から栽培されていたのだそうです。
また果実は栄養を含み、授乳中の母親の食料とされ、油脂は頭痛薬や授乳期の母乳を増やす薬効があるとされています。また、樹皮からは寄生虫駆除効果のある物質が採取されるなど、有用な植物のようです。
写真に、棘が写っていますが、この棘を使って刺青をするというような用途もあるのだそうです。
写真です。これも手元にありませんでしたので、ネットから借用しております。
バラニテス・エジプティアカ Balanites aegyptiaca
●そういえば、種小名のaegyptiacaは「エジプトの」という意味でした。
切手です。
バラニテス・エジプティアカ Balanites aegyptiaca
1994年 ソマリア発行
●この切手と一緒に発行されたセットはこちらです。⇒切手植物図鑑
植物と動物が一緒に描かれていて楽しい切手です。この切手には鷹と一緒に描かれています。名前としてAduaと記されていますが、この種の現地の呼び名のようです。